施工完了時の姿を思い描き
最上流から品質をつくりこんでいます。
鉄筋加工の品質づくりには、3つのポイントがあると私たちは考えています。まず現場施工班の職長がつくる加工帳。設計図を基に、必要な鋼材を拾い出し、正確かつ緻密に集計します。2つめは信頼のおける設備を活用した加工ライン。切断や曲げなどの工程は自動機を導入し、安定した品質を保つと同時に、作業員の負担軽減にも努めています。そして3つめはケアレスミスを防止し、よどみない進捗管理を可能にした独自のバーコード単品管理システムです。加工を終えた製品は、もちろん絵符1枚ずつ検品していきますが、ミスは起こる前に防止していきたいもの。そのための工夫を、私たちはこれからも続けてまいります。
図面通りに施工するのは当たり前。
図面の意味を考えた配筋組立をめざしています。
施工現場では工場から搬入された鉄筋を、設計図通りに一本ずつ確実に、時には数ミリ単位の正確さで組み上げていきます。一見違いのわからない鉄筋材も、基礎部分やスラブ、柱、梁など用途に応じて特性や施工方法は異なります。だからこそ私たちは作業員教育に力を入れ、ただ図面通りに配筋するだけでなく、各構造の特色や施工上の注意点について、事前に頭にたたき込み、各自が「いまやっている作業の意味」を自覚できる体制づくりを進めています。また工場内であらかじめ品質をつくりこむことのできる、先組み工法=ユニット工法などもご要望に合わせてご提案できるよう努力しています。
好機を逃さない仕入体制と
充分な保管スペースが安心の決め手です。
当社の特色として、相場を先読みした「利益創出型」の鉄筋仕入体制があります。鋼材価格は景気等の影響を受けやすく、時に大きなリスクともなりますが、当社では常にスクラップ価格などの動向や需要の見込み、メーカーの製品価格動向などに目を配り、もっともリーズナブルな時期を見て先行大量仕入れを行います。またそうして仕入れた鋼材は、十分な広さのある屋内倉庫にて保管。仕入れ時の品質をそのままに保つよう気を配っています。当社では、全体の鉄筋工事量の7~8割を鋼材共で受注させて頂いております。これも自社材にこだわり、常時3000~5000tの大量保管を行っているからこそ。もちろんご要望に応じて、工場での鋼材小売販売も承っております。
※小売りは5t以上から承ります
鋼種:SD295A〜SD345
工場で予め加工した鉄筋同士を専用機でスポット溶接し、ユニット化した物で現場施工することにより品質確保・工期短縮に貢献します。
事前に工法検討の資料を提出させて頂き、設計様・ゼネコン様の了承を頂いた上で施工します。
鋼種:SD295A〜SD490
コンクリート:普通コンクリート 21〜60N/mm2
近年の高層建築物は鉄筋の太径化・本数の増加により柱・梁接合部において、従来の折り曲げ工法では過密配筋になり、かぶり厚さ不足・鉄筋間のあきの確保不足・コンクリートの充填不足等の問題が起きています。
DBヘッド定着工法を使用することにより、柱・梁接合部の納まりを簡素化する事が出来ます。
鋼種:SD295A〜SD390
一般的に工事現場にて施工していた作業を、事前に工場内で結束加工することにより現場での作業効率を上げ、作業人員の削減及び大幅な工期短縮を図りコスト削減を可能とした画期的な工法です。